息子のつむじは左巻き。

ふと思ったことをただ残してるIT系企業で働くママのブログ。

最後の日。


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もうすぐお迎えの時間だし、急がなくてはいけなかったけど、なんとなく足が重かった。

 

改札を出て、階段を降りて、いつもの角を曲がって…。

「何してるかな」「待ってるだろうな」「あ、帰りにバナナ買わなきゃ」

…そんなことを頭にしながら歩くこの道だけど、今日は気持ちが進まない。

 

この道を歩くのも、今日が最後だったから。

 

子どもには、ちょっと前からもうすぐ保育園がおしまいになるとは伝えてて、すぐ次の週には別の園へ転園することも伝え、色々準備物を見せたり入園式に行ったりはしていた。

 

引っ越しにともない、保育園を出なくてはいけなくなり、預け先探しも相当苦労した。もちろん、こんな中途半端な年齢で途中入園できる保育園なんて見つからないと想定していたのだけど。

なんとか見つかった時は本当に安心した。びっくりするくらいのお金が飛んでいくけど、そんなことよりも安心の方が大きかった。

 

今までは「新しいところ楽しみ!」と言っていたのに、最後の登園の日は、「最後なのはヤダ」とまさかの言葉を発し、なんとも言えない気持ちになった。

今まで「ヤダ」と言っていなかったのは、理解していなかったから?それとも、その気持ちを言わないようにしていたから?…どうしてなのかは分からない。

その言葉もぐっと飲み込んで、それでも、登園しなきゃいけない。なんとか手を引いて自宅を出た。

 

 

・・・

 

 

最後の日はパパとママと3人で登園。3人で登園するなんて、いつぶりかな。思い出せない。

門のところでちょっとだけ写真をこっそり撮った。

 

大きくなったなぁ。

 

ここに預け始めた時はもっとちっちゃかったなぁ。

でもそんな余韻にひたる時間なんてない。私もパパも出勤しなきゃいけないからね。

 

「特にかわりないでーす」

 

その言葉を先生にかけ、連絡帳を渡すのも最後。

今日は先生は何を書いてくれるんだろう。

強い力でタッチしておもちゃに向かっていく子どもの背中を見るのも、今日が最後。

 

今日1日はずっと寂しい気持ちを抱えたまま仕事をしていた。

 

 

・・・

 

「最後の日。」

 

保育園を出るという日は確かにとても寂しいし、大きな心の変化が親にも子どもにもある。

 

 

子どもと手をつないで帰った寒い冬の夜、

「星がついてくる!」と指差して見た綺麗な夜空を見た日。

 

真夏の暑い日に、季節外れのクリスマスの歌を歌いながら帰り、

握った手が汗だくになった日。

 

「抱っこ!」とねだられるので、

出勤時にはヒールは履かず、ずっとスニーカーで通勤していたあの日。

 

「○○くんのママだ!」と駆け寄ってくれた女の子に、「爪可愛いね」と手をとられた日。

 

 

ちょっとずつ、何かが終わっていって、何かが最後の日を迎えていることに、

今日、はっとした。

 

 

・・・

 

 

「抱っこして!」と、帰宅時にだだをこねることはいつの間にかなくなってしまっていた。抱っこして帰った最後の日は、いつだっただろう。

 

気に入っていた靴が小さくなって交換したけれど、あの靴を最後に履いた日はいつだっただろう。

 

「食事のエプロンを使わなくても大丈夫になりました!」と、手縫いしたエプロンを返却された後、あのエプロンはどこにしまっただろう。

 

 

最後の日がどんどん増えていて、

最後の日を迎えていることにも気づかなくて、

最後の日が過ぎていったことを忘れていく。

 

 

子どもの成長って、なんて早いの!

 

 

でもきっとそれは、

初めての日が、最後の日よりももっとたくさんあり、

初めての日に感激して、嬉しいと思って、楽しんでいるから。

最後の日なんて気にしてられない。

そんな気もした。

 

 

子どもにとっての「最後の日」をぎゅっと感じながら、

来週から迎える「初めての日」をいっぱい楽しみたいと思う。

 

 一緒にね。



 

おやすみなさい。